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7月5日

義父の命日。
もう、23年前になる。
それまで、世間や親、大人を冷めた目で見て、めんどくさい事には関わりたく無い、自分が楽しければそれでいい。人が何に悩み、人が何に欲を持って、過ごしているかなど、人の感情を無視する位に、勝手に生きていた。とにかく、ほっといてもらえるように、家では怒られないようにし、学校では、つるまず、不思議ちゃんで過ごしていた。

7月4日。無言電話をとった次の日に、義父が死んだ。
色んな感情が、次から次へと出てきたのに、今までの逃げた生き方が身についていて、現実逃避のごとく、お通や、葬式が行われるにもかかわらず、私はその時はまっていた、バンドを見に、原宿のホコ天へ制服のまま向かった。
その後も、楽しければいいと過ごしていながらも、むしろ、増して無感情というか、知らないうちに、過去や、自分自身の細胞に問いただすような感覚に落ち入り、楽しければいいと笑っていたのに、約2年間、自分が何をしていたのか、記憶が無い状態になってしまった。
仕事を始めて、一つ一つのテストの練習、試験に没頭し、沢山遊びまくった。
そして、20才の時、先輩のパーマのヘルプをしている時に、過呼吸になり、自律神経失調症と診断された。
何で私が?
眠けや、だるさだけが残る、薬に違和感を持ち、診断を受け入れず、さらに、遊んで、現実逃避を続けた。
その反面、人との関わり方に、敏感になり、恋愛にも、慎重になって行く自分に気づき、自分の変化に疑問を持つようになり始めていた。
2年間蕁麻疹が、毎日出続けた事で、ようやく、義父が亡くなった後の記憶がない、2年間の意味に気づいた。私、今逃げちゃいけないんだって。
今となっては、気づかないまま、笑って、遊びまくった自分に、戻れたらとも思うけど、必要だったんだと思う。
2年間、私は自分が何を考えていたかの記憶は、全くと言っていいほど無い。きっと、過去の自分旅行で、精一杯だったんだろう。今の自分が何をしたいか?何をしているのかに、気持ちが追いついてなかったんだと思う。興味を持てなかったんだと思う。ただ、ずっと、人の行動や、考えている事、誰が誰を好きか、誰が誰を嫌いか、好きなもの、嫌いなもの、話すタイミング、駆け引き、悩み、喜怒哀楽を、実生活の中で、映画やドラマを見るように過ごしていた。自分の事も出演者の1人の様に見ていて、もう1人の自分は、関わる関わらない、これしたい、あれしたい、の感情も無く客観視している様な感覚になり、知らないうちに、この人はこうするんじゃないか、こんなるんじゃないか?と、思うと、それを、外から見ている自分に、相談されたりする様になっていた。
不思議な感覚の、始まりを今でも、覚えている。
めんどくさい、怒られたくないと、適当に過ごして、全く人の気持ちが分からなくなった挙句、義父が亡くなった事で、家族の気持ちをわかってあげられなかった後悔に、無言電話に優しい言葉をかけられなかった自分を責め続けてた事に、気づいてしまった。
それは、それなのに、そこからは、一つ一つの言葉や、行動、人の意見や存在、恋愛、結婚、仕事に、敏感になり、慎重になっていった。一つ一つが、一大事になってしまった。
さらに、修行のごとく、自分自身に懺悔かのように、足枷をはめる事を決めてしまった。
次第に、今を楽しむ事や、今の感情を大切にしてあげる事や、自分の事を考える事を忘れていった。ただ、自分の事なんて、考えなくったって、やれる。満たせると思っていた。

そう気づいてから、人と関わる事で、本当に嬉しい事が続いた。まわりに、それを受け入れてくれて、前を向いて、今を楽しむ人がいてくれたから、きっとバランスが取れていたんだろう。
これを、大事に、慎重に育み、私におきたこの感覚と、シンプルな感覚が大きな力になる事を目指した。幸せを心から感じさせてもらう事が、出来た。義父に感謝出来た。

そんな思いが強すぎて、けじめをつけれたと思った直後に、何かがおこると、その後、常にそれがつきまとう事で、また、自分を責め続けたり、シンプルに戻りたいと、思えば思うほど、自分の中の歯車が合わなくなって、それにより、周りにも迷惑をかけ続けて、苦しんだりしてきたけど、どれも自分だし、やはり、この感覚を持たせてくれた事に、感謝する。

私の人生、捨てたもんじゃないと思う。
そして、7月5日は、どうしたって、毎年やってきて、毎年思い出す。
でも、きちんとそれを覚えていられて、それからの事も、一つ一つ、思い出せる日々を与えてくれた事に、感謝する。

お父さん、今は、世の中色んな問題で、大変なんだよ。でもね、お父さんのおかげで、私、強くなれた。優しくもなれたと思う。だから、大丈夫だよ。でも、結構めんどくさかったよ(笑)。もう、お腹いっぱいな位、間違いもたくさんしてきちゃったから、もっともっと、優しくなりたい。お父さんのように、優しくなりたい。ずっと、お父さんは、何を考えてたんだろう?の疑問をいだいて、それは、それで、別だから、いなくなっちゃったら、わかるわけないんだけど、その思いで、一つ一つ、一大事にしてきて、ようやく、お父さんの優しさや、悩みや、踏ん張りや、楽しみがわかってきた気がする。ようやく、これで良かったんだよね?って、思えた。私、楽しんでみる。ちょっと、自分を好きになってみる。だから、見ていてね!


また、来年の7月5日に‼

ありがとう。
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by mooochan | 2012-07-05 11:47

久々の大作

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by mooochan | 2012-07-01 11:18 | 日記